後書きと言う名の解説 まずは、砂田さん、「オペラ」予告編冒頭部分、そのまま流用させていただいております まずは、「オペラ」という作品以前から解説を行う必要があるでしょうね 今は昔、まだインターネットが商用利用される前、パソコンでネットといえばパソコン通信という時代のこと 電話回線の向こう側にある色々なホスト局にモデムで通信を行うのがチョット時代の先ゆくマニアな世界ですよ ま、パソコン持ってるってだけで偏見の目で見られた時代でもありますね 電話回線の向こう側ってだけでダイヤルQ2って事で更に偏見がすごかったじデイでもあります 電話で繋ぐのでつなぎ先が先にありき、ってんでつないだ先はエロゲー会社、泣Aイデス ブランド名フェアリーテイルとカクテルソフトがユーザサポート含めで一般開放していたides-netのなかのお話なんですね その中には色々なbbsがあってその中の;book_org、通称文芸倶楽部というのがあったのですよ そこはides-netの会員なら誰でも作った作品を公開できるところだったのですね とはいえ、最低限のルールはありまして、アイデスに関係ない版権物を盛り込んだ作品はホスト局としての禁止事項だったのですね 一番の理由は他社版権のキャラクターを使ったことで版権元から苦情があったとき対策だったことと、いかに一般開放しているとはいえ、自社品の宣伝も兼ねてますから他社の宣伝行為はご法度だったわけです という長い前置きが必要最低限の知識ということになります その文芸倶楽部でいろいろなイベントがあったわけですが、その中の一つが「予告編企画」だったわけです 予告編企画とは、映画の予告のような内容を作品として提出して、実際に書き上げるのはそれを読んだ他の人、という遊びネタです これは、素直に予告の内容を作品として仕上げたり、予告のシーンはちゃんと盛り込みながら、全く予想外の作品に仕上げてしまうというものでもあったわけです ただ、作品にしたいけど暇、実力、アイデアがまとまってないものをあえて無責任に他人に押し付ける遊びでもあったわけです それらの作品群で唯一誰も書き切れなかったのが、砂田さん原作「オペラ」だったわけです 自分はこの予告に惹かれたものがあったので執筆を宣言したものの、あまりにも風呂敷を先に広げすぎて未完成のまま長い年月眠っていました そのドツボに落ちた時に脇道にそれて書こうとしたのがこの作品になるわけです あくまでも本編を書き上げてから公開、と思っていましたが、めどが全く立たないので公開することにしました 公開にあたって若干修正してはありますが、基本的には脳が膿んでいた時のものですから何かおかしい作りになってます 登場人物がほとんど仮名なのは今はなきides-net向けだからですね そこの受けを狙ってますのでそのあたりには全く手を入れてません 登場人物に関する解説は無粋なので割愛します ただ、この予告編企画が行われたのが調べて確認したら96/3末でした 何年放置プレイしていることか 書きたいという思いはあるんですが、アイデアが貧困過ぎて、自分の実力不足を何度も思い知っているんですよ 自分の中で、この作品に対する思いが他にも脇の作品として書いているので未完で、終わらせたくないと思っているんです それが実って校了できたとして、砂田さんの目にかなうのか、そもそも砂田さんに見てもらえるのか、という思いはあるんですがね 次はなんとか、「オペラ」のなかのお話は完成させたいですね