マルチワールドRPGとは・・・  マルチワールドRPGは、ソードワールドRPG・クトゥルフの呼び声・トラベラーをベースに、汎用的にプレイ可能を目的とするRPGです。  中心に置いているのがソードワールドRPGです。マルチワールドとの違いは、ソードワールドRPGが、マルチクラス的なスキルシステムであるのに対し、マルチワールドは完全にスキルシステムを取っているところです。  スキルに関しては、クトゥルフの呼び声RPGをベースにしています。 特徴その1、キャラクターメイキング  マルチワールドでは、キャラクターメイキングは大きく3つのフェーズに別れます。 (1)能力値の決定  基本的には、ソードワールドに準拠しています。  ただ、ダイスの目に左右されることが大きいので、オプションとしてポイント振り分けや基本ポイント+ボーナスポイントによる振り分けなどを考えています。 (2)マスタスキルの決定  マルチワールドの第2の特徴ともいえるスキルシステムにかかわるところです。  詳細については、特徴その2でお話しましょう。 (3)成長&サブスキルの決定  トラベラーにあったキャラクターの成長ルールです。  ただし、トラベラーのように職業毎にスキルを確保するのではなく、サブスキルポイント(これも、特徴その2にてお話します)と能力値の変更、年齢を決定するために行ないます。  なかなか思い通りにならないので、この成長は結構「白熱」したロールになります。  −>サブスキルはもう少し欲しいが、年は取りたくない・・・・などなど 特徴その2、スキルシステム  スキルタイプのRPGはキャラクターメイキングやプレイにおける判定の繁雑さがあげられますが、マルチワールドではその負担を軽減することを考えています。  また、スキルシステムの問題として「スキルを持っていない」ことを理由に行動をプレイヤー自身が「やめてしまう」という極めてゲーム的な判断をしてしまうこともあげられます。マルチワールドではそれらに対し、キャラクターのスキルから行動を決定するのではなく、行動したいことを考えるということを中心にできるように考えています。  まず、スキルの前に持って生まれた「能力」があります。  この「能力」とは、能力値のことではなく、そのキャラクターの生まれながらに持っている才能のことです。  人は、「〜に向いている」「〜に向いていない」などよく言われますが、そういう能力と考えてくださっても間違いないでしょう。  この先天的に得ている能力を「マスタスキル」といいます。このマスタスキルは「運動」「操作」「知識」「接触」の4つあります。すべての判定は、能力値によるボーナスとこのマスタスキルによって行ないます。  人は成長することによって様々な技術を得ていきます。それらは自ら伸ばしていくこともあれば、仕事や生活の中で自然に伸びるものもあります。  それら後天的に伸ばした技能を「サブスキル」と呼びます。サブスキルはすべて「運動」「操作」「知識」「接触」のどれかに含まれます。  サブスキルとは、「人より抜きんでている」技能ということです。  判定の際にはスキルレベルの分がボーナスとなります。  サブスキルのポイントは、キャラクターメイキングの段階での成長において「運動」「操作」「知識」「接触」別にポイントを得ていきます。  ある技能において、特に専門化が進んだ技能というのもあります。  例えば、サブスキルにおいて、射撃武器という技能はすべての射撃武器を同じ技能値で扱うことができますが、拳銃に限定することでより高い技能を得ることができます。  この場合、そのサブスキルを特にグループスキルと呼びます。  ただし、グループスキルの場合は、使用がさらに限定されるということになります。  以上により、データシート上でのキャラクターの細分化(特徴、能力)を現わすことができるうえ、プレイアビリティをそこなうこともほとんどありません。  まぁ、実態としてプレイアビリティがまったくそこなわないということはありませんが・・・。 マルチワールドはサプリメントによって各種の世界観に合わせることができます。 このシステムは、まだ日本に置いてGURPSが未訳時代に一般人をプレイする事を目的に作ったものです。 プレイする事を目的にしていたために、色々なRPGの要素を取り入れて作成していましたが、後に完全オリジナルシステムに移行しました。 移行後はほとんどプレイする事はなくなっていたんですが。いや、複雑な理由はないです、単にRPG離れがここでも起こっただけですから。 移行後のver2は、公開してもいいのでしょうが、需要がなさ気なので今のところ発表予定はありません。 ただ、『あの技能がないから』とか『シナリオがこれだから』という言い訳をプレイヤーに言わせないやろうと、キャラクターが思えば無謀なことでない限りはたいてい挑戦すらことができるシステムになっているのは自慢です。 2013/10時点で公開しているリプレイは3種10本にのぼります。 未執筆のものをカウントすればまだ数本はあります。 それらもいつかは書き上げたいものです。 まぁ、簡単ですが紹介とさせていただきます。