マルチワールド・ファンタジー・ルナティクスキャンペーン ☆5回目までのあらすじ  レトラーサム公国各地で悪事を繰り返して来た宗教犯罪組織「ルナティクス」。  その本部が完成し、公国各地に散らばっていた幹部が一同に介したその日、本部の所在がラ・カーリアスのシーフギルド「ドゥアーク・イングデン」に知られている事が発覚した。  事態を重く見たルナティクスの大幹部リュースタンは命令した。 「ルナティクスの本部の所在を知るものを外部に残すな。」  命令を受けたルナティクスの幹部たちは、ラ・カーリアスの街に潜入、ルナティクスの支部を作るかたわらシーフギルドと接触を持った。  だが、度重なる小さなミスのため、彼らはシーフギルドに囚われる事となった。  彼らを捕らえたシーフギルドの女幹部は、彼らに命令した。  シーフギルドの幹部、スネークの計画である太守の娘の誘拐を実行せよ。  部下を人質に取られた彼らは、否応なしに女幹部の命令を受け入れた。  そして、彼らは太守の娘、イグリーンの誘拐を実行した。  誘拐は成功したかにみえた。  だが、彼らの知らないところで小さな策略があった。  誘拐を阻止するかのように現れたルナティクスの幹部の一人、ジェノア。  そして、常にシーフギルドとの間で接触を繰り返していたボーイング。  誘拐実行の裏で、スネークの信頼を勝ち得るため遅効性の毒を飲まされたルナティクスの幹部たち。その毒もボーイングの策略のため、解毒される事なく体内に残っている。  その毒が効果を発揮するまでにあと3日。  しかし、その事実を幹部たちは知らずにいる。  誘拐より一日が経過しようとしている。  シーフギルドの女幹部との約束では、誘拐が成功したあかつきに帰してもらうはずの部下は未だ帰ってこない。  謎が謎を呼んでいる彼らに残された時間は実質2日しかない。  その夜、ルナティクスのアジトの扉がゆっくりと開かれた・・・・。 第6回 「崩壊」 1995年6月25日 シーサー「あんまり悪事をしたという実感がないんやけどなぁ(笑)」 GM「そりゃ、そうやろ。それぞれ個々に活動していた部分は自分でプレイしていないんやから。自分の中で実感を持つように考えるのもプレイヤーの仕事やで。その気分を盛り上げるという意味もオープニングメッセージにはあるんやからね。」 レドラム「続きはレインが帰ってくるところからスタートするの?」 GM「いや、捕まっているデ・コーターの処置から(笑)。だから、時間は少しだけ遡ることになるよ。」 デ・コーター「前回、何があったん?」 ゴズロ「拉致監禁(笑)」 GM「されてたのはあんたらやろが(笑)」 レドラム「いや、拉致はしたんやけどね(笑)」 GM「その裏の時間の出来事(笑)。捕まっているデ・コーターの・・・」 ゴズロ「(遮るように)ポアしなさい(爆笑)」 GM「だーっ(爆笑)」  時事ネタですね(笑)。実はリプレイからかなりカットしているのですが、ゴズロは何かあるたびに『例』のネタを引っ張り出して来ます。  困った奴です(笑)。 ・虜囚からの脱出 GM「さて、デ・コーター、前々回捕まったのは覚えてるよね。」 デ・コーター「忘れてた(笑)。捕まったまんまなん?」 GM「(おいおい^^;)そういうこと。特に、魔法を使用したのをはっきりと見られているから、捕虜の中でも危険人物とされている。手かせをはめられ、さるぐつわもかまされている。当然、魔法の発動体も取られている。」 デ・コーター「何にもできへん(笑)。」 レドラム「こういう時こそ、最後のもう一本の手を・・・」 GM「なばりの五つか、こいつは(笑)」  なばりの五つ・・・忍風カムイ外伝に出た3本腕の抜け忍です。やっぱりというべきか、関西の夜中の再放送で話そのものがカットされてました(笑) GM「一応説明すると、呪文の使用に古代語魔法の発動体は必要としてるんだけど、一応、低レベルの呪文については使用可能としよう。口が塞がれていると呪文を掛ける事は出来ないけどね。さてと、捕らえられて一週間ほどが過ぎたとき、君の牢獄にプシィと二人の男が入ってくる。二人の男は手に小剣を持っている。」 デ・コーター「二人の男に見覚えは?」 GM「ないよ。さて、プシィは君のさるぐつわを外す。『残念ね、ルナティクスの仲間はあなたを見捨てたみたいね。残念だけど、あなたには死んでもらわなければならないの。』」 デ・コーター「どういうこと?」 GM「『あなたの仲間は、私たちとの約束を破ったのよ。この街の領主の娘の誘拐を頼んだのに、偽物をつかませたんだから・・・仕方ないでしょ(笑)』」 デ・コーター「死ぬのは嫌だなぁ・・・。呪文を使います。スリープ・クラウド(眠りの呪文)。一応、集中力も使います。」 GM「達成値は?」 デ・コーター「18。」 GM「いくらなんでもこれは抵抗できないなあ(笑)。三人とも崩れるように倒れるよ」  集中力ですが、セション開始時に4Dで集中力ポイントを決定します。  能動的に使用する場合は、1ポイントを使用して、2Dで判定するところを4Dで判定します。一度に1ポイントしか使用できません。  まぁ、まず失敗する事はないけど、たまに失敗します(笑) デ・コーター「男は剣を持ってたんやね。剣を使って、手の縄を切ります。」 GM「後ろ手だから、少し難しいよ。基準値は操作技能か運動技能の高い方に器用度のボーナスを足して。難易度は3だから、目標値13。」 デ・コーター「集中力を使って成功(笑)」 シーサー「ガンガン使うなぁ(笑)。」 デ・コーター「あるもんを使わないと(笑)。そういえば、プシィも魔法らしきものを使ってたなぁ・・何か持ってない?」 GM「(プシィのは、特殊技能だからねぇ・・・^^)なにも持っていないみたいだね。」 デ・コーター「センス・マジック(魔力探知)」 GM「反応はないね。」 デ・コーター「しゃあないなぁ・・・。男の小剣を持って外に出ます。仲間のいる牢獄は分かるかな?」 GM「どうやらこのあたりの牢獄にはいないみたいだね。独房はたくさんあるんだけど、誰も入っていない。」 デ・コーター「仲間を探します。」 GM「(下っ端たちの房は他なんだよなぁ・・・)そうだね、知識技能+知力ボーナスでロールしてみて。」 デ・コーター「13。」 GM「どうやら、いわゆる雑居房はこのあたりにはないみたいだね。建物の構造などを考えてみると、別の場所にあるだろうという事がわかる。」 デ・コーター「しゃあないなぁ・・・、取り敢えず脱出しようか。出口は分かる?」 GM「大体見当がつく。で、出口の方に向かうんやね。注意しながら進むと、角を曲がったところに出口らしき扉が見える。その前に見張りが立っているみたいだね。」 デ・コーター「何人?」 GM「(コロコロ)4人、下っ端みたいやね。」 デ・コーター「全員巻き込めるかなぁ?じゃあ、スリープ・クラウド。集中力も使います。達成値は16。」 GM「全員あっさり眠る。で、扉を開いて出るんやね。どうも、スラムの一角みたいだね。無気力な連中が何人かいるみたいだね。」 デ・コーター「使い魔はどうなってるの?」 GM「捕まってないよ。使い魔については好きにしてくれればいい。」 シーサー「使い魔 上空200m。ただいま、鷹に襲われています(笑)」 GM「おいおい(^^;)。で、デ・コーター、どうするの?」 デ・コーター「上空に呼び寄せて、ここがどのあたりか確認します。一応、路地裏に隠れます。」 GM「OK。場所は、ラ・カーリアスの一番外側のブロック、スラムだね。アジトまで、たいした時間はかからずに行けるよ。」 デ・コーター「どうしようかなぁ、アジトに戻ってもおらん可能性もあるし、部下は気になるし・・・。扉から誰か出てくる気配ない?」 GM「(レインの側が攻撃を受けたぐらいかな?)しばらくすると、男が出てくる。で、あたりを見回すと、通りの方に走っていくよ(レインたちを捨てる馬車を取りに行く・・と)。」 デ・コーター「ここにこのままいるのも危険かな?ちなみに今、どんな格好なん?」 GM「デ・コーター自身の事?ちょっとボロボロになってるけど、それほど変ではないよ。さすがに、中州に行くと怪しまれるだろうけどね。」 デ・コーター「取り敢えず、アジトに戻ります。」 GM「さて、アジトに向かう途中、さっきの男がほろをかけた馬車に乗って帰ってくるよ。」 デ・コーター「やばいかな?」 GM「(コロコロ)気付かずに通り過ぎて行ったね。」 デ・コーター「なんやろう?」 GM「さあ(笑)」 ・アジトで状況の確認 GM「さて、何事もなくアジトに戻ったよ。時間は夕方というところ。さて、先に言っとくけど、今回のシナリオは、プレイをスムースに進ませるために時間の流れを午前、午後、夜の三ブロックに分けるからね。それ以上細かく区分しないからそのつもりでプレイしてね(笑)。」 シーサー「了解(笑)」 GM「じゃあ、続けようか。デ・コーターがアジトに戻って来たところからやね。」 レドラム「誰や、おまえ(笑)。生きてるわけがないやんか(笑)」 デ・コーター「おいおい(^^;)。殺されかけたけど、逃げてきたんやんか。」 シーサー「まあまあ、それで、ギルドの方はどうやったんや?」 デ・コーター「どうやったって・・・。どういう意味?」 レドラム「ギルドの様子と、何があったんか教えてくれるか?」 デ・コーター「ギルドの様子って、襲われたから逃げ出したんやんか。」 レドラム「その理由や。わけもなく襲われる事はないやろう。」 デ・コーター「理由・・・、あっ、何やったっけ・・・」 一同「・・・」 デ・コーター「ちゃんと聞いてなかった(^^;;)」 レドラム「おまーなーっ、今プレイしたところやんか!」 GM「(あきれてモノが言えん・・・それでよくRPGをやる気になるもんだ・・・-_-")」  ちなみに今のGMの思い。プレイ中マジで思ってました(笑)。  しかし、本当のところ、もしプレイヤーに資格がいるとしたら、失格間違いなしだよ、デ・コーターのプレイヤー君(笑)。 デ・コーター「というても、マジで『聞いてなかった』んやんか。で、キャラクターとして聞いた事をもう一度教えて・・・」 GM「今回は特例!基本的に間違った記憶はただしてあげるけど、『聞いていなかった』とか、記憶から落ちた事に関しては、キャラクターも同様とするのが、うちのプレイの方針だからね。じゃあ、要点だけ。『お前たちの仲間が約束を破って裏切った。その見せしめに死んでもらう』ってこと。」 レドラム「裏切ったって言われたんやね。」 GM「そうだよ。」 レドラム「我々は約束通り、『王女(この街の太守の娘、だから姫が正解・^^)』の誘拐を実行したし、引き渡した。もっとも、『王女』が本人かどうか確認してないけどね。」 GM「そういうこと、確かに『王女(・・・GM自らも間違えてる・・・^^;;;)』当人かどうかについては、逃げるのに忙しかったため、確認していない。」 レドラム「誰かが裏切っていない限りはね」  といってボーイングを見る・・・プレイヤーは、ボーイングが何かしたのを知っているからです。 ボーイング「やば(笑)。けど、あの時点では、確認のしようもなかったやんか、『王女』の顔を誰も知らんかったし(笑)」 レドラム「(ボーイングを見ながら)我々としては、裏切ってはいないし、仕事もこなしたはずや。ということは、ギルドの女幹部かスネークが裏切ったという事になるのとちゃうか?」 シーサー「けど、ギルドの女幹部がデ・コーターを裏切りの代償として・・・ということやったんやろ。という事は、スネークが裏切ったという事とちゃうか?それ以前に、『王女』の誘拐の事がばれていて、始めから偽者やったということもあるで。」 ゴズロ「こいつ(自分のキャラクターの事)の言う事とちゃうかもしれへんけど、礼拝の後で街の中をぷらぷらと・・・」 レドラム「ひどいなぁ、あんみつ姫か(笑)」 GM「とかいってるレドラム。前回もっとひどい事言ったやんか(笑)」 レドラム「なんか言ったっけ?」 GM「礼拝という名のコミケ(笑)」 シグラム「そう言えば、『王女』のチャリティコミケがどうたらこうたらとか言ってましたねぇ(笑)」 レドラム「あう〜(^^;)」 GM「という雑談はおいといて(笑)。さっきから『王女』って言ってるけど、太守の娘だから『王女』じゃないよ。貴族の娘で『姫』というのが正解。もしくは息女ね。(さてと・・・みんながボーイングに詰め寄るにはちょっと状況証拠が少なかったかな?だめ押しになるかどうかは分からないけど、イベントを起こそうか・・・)。という話をしていると、アジトの扉が開く。」 レドラム「・・・なるほど・・・」 シグラム「警戒します。」 GM「というところで、オープニングの時点になるわけね(笑)。」 レドラム「レインが帰ってきたんやね(笑)」 GM「そういう事(笑)。といっても、大怪我をしているようだね。」 ボーイング「まずいなぁ(笑)」 レドラム「よく生きて帰って来たな。早速で悪いんだが、何があったのか教えてくれないか?」 GM「じゃあ、要約して言うね。今日の昼過ぎに、ギルドの連中に襲撃されたということ。理由は、『ルナティクス』の仲間が裏切って、仕事をこなさなかった、だから、見せしめのために死んでもらう、と言われたこと。襲撃された後、半死半生の仲間は全員、荷馬車にのせられて、河に捨てられたこと。息のあるものは岸に這い上がり、下流の森の中で待機しているということ。満足に動けるのはレインただひとりであるということ。」 レドラム「ちょっと待て、『ルナティクス』の仲間がと言われたんやな。」 GM「はっきりと言われたらしいね。」 ボーイング「ばれてるやんか(笑)」 レドラム「いや、ばれてるとは思ってたんや。あんだけいろいろとあったらね。」 シーサー「部下は全員無事なんか?」 GM「それについてはダイス振って決める。ここに連れて来た部下の数だけD6(6面のサイコロ)を振って。1が出たら生きている。」 ゴズロ「韋駄天は連れてこなかったから生きている(笑)」 シグラム「全滅したぁ(T_T)」 GM「さてと、部下の生死を決めながらでいいから、続けるよ。レインは、一言聞いてくるよ。『私たちを見捨てたんじゃないんですね。裏切ったんじゃないんですね。』」 レドラム「我々は裏切ってはいない。我々は誰かにはめられた可能性がある。デ・コーターやレインを襲ったのはギルドの女幹部の配下であるのは間違いないから、はめたのは残ったスネークという事になるかな。」 シーサー「自分がはめておいて、裏切りの代償に人質を処分するというのは考えられへんからね。まぁ、間違いないやろうね。」 ゴズロ「じゃあ、スネークに報復する?ふっふっふ(笑)」 レドラム「スネークが何かをした可能性は高いんだけど、ギルドの女幹部にも不信な点はあると思う。というのは、デ・コーターやレインは見せしめのために殺されかけた、それにしては、二人とも生きているやんか。あまりにも雑なような気がする。」 シグラム「雑?」 レドラム「わたしがギルドの女幹部の立場で、見せしめのために人質を殺すなら、もっと確実な方法を取るし、完全に死んでいるのを確認する。ましてや、その死体を河に捨てるような真似は絶対にしない。」 シーサー「実行したのは下っ端なんやろ。そういうミスをしたんとちゃうか?」 GM「(よぉし、いいぞレドラム。よく感付いてくれた・^^)『確実に殺す手段ではなかったような気がします。私は攻撃を受けたときに死んだ振りをしたのですが、とどめはさされませんでした。』とレインは補足する。確かに、レドラムの言うとおり、今回の人質の処分については何かおかしいものを感じるよ。」 ボーイング「デ・コーターを襲ったのは、プシィなんやろ。もしかすると、女幹部の知らないところで人質襲撃が行われたって事、ないかな?」 デ・コーター「なんかプシィって、ギルドの中でも特別な存在のような気がするな。消えてここから脱出したり・・・」 GM「(それは間違ってないんだけどね。ただ、アクアの忠実な部下に違いはないのになぁ・・・)」 シーサー「実はプシィは、ギルドの女幹部も知らないところで行動しているとか・・」 GM「(ボーイングにしろ、シーサーにしろ、マジでそう思ってるのか、他の連中の思考を別な方向に向けようとしているのかわからんなぁ・・でも、あまり他の方向に向かれるとプレイが滞るし・・・)いろいろと推測が飛び交っているけど、今晩の行動はどうするの?」 ゴズロ「スネーク襲撃でも、プシィでもどっちでもええで(笑)」 ボーイング「スネークやったら、話を聞きに行ってもええと思うで。なっやったら俺一人で行ってもええし。」 レドラム「一人で行くんじゃなぁい(笑)。お前にも確認したい事ある。」 シーサー「それに、スネークのところやったら俺も行ったから一緒に行ってもええで(笑)」 GM「腕をつかんで(笑)。なぁ、兄弟とか(笑)」 シーサー「同じルナティクスの飯を食った仲じゃないか(笑)。昨日のイサミやな(笑)」 GM「(笑)」  昨日のイサミ・・・N○Kのアニメ、飛べイサミのことです。  その中で、主人公のイサミの父親の高校の頃の同級生と偽った男を、偽者と見抜いたイサミの父親の友人(同級生)が両脇をしっかりと抱えて逃がさないようにするというシーンがありました。ローカルな時事ネタです(笑) シグラム「いっしょに行ってもいいですよ。」 ボーイング「一人の方が都合がええんやけどなぁ(笑)」 レドラム「包み隠さず吐いてしまえぇ(笑)」 GM「一応、念のために言っておくと、スネークの所に行くのは無理に近いよ。それと、プシィは居場所が分からないからね。」 ボーイング「スネークは居場所が分かってるのとちゃうの?」 デ・コーター「閉じこめられてた所にプシィはおるのちゃうか?」 GM「順番に説明すると、君たちのアジトが存在するのは、ラ・カーリアスの街の市民街、つまり川岸。スネークのアジトは、貴族街、つまり中州にある。夜は中州と川岸の間の行き来はできない。無論、川岸同士でも塀で囲まれた市民街と牢屋のあったスラムの間の行き来もできない。門を強行突破するとか言うんなら、スラムに行く事はできるけどね。」 シーサー「船とかで中州に接近できるのとちゃう?」 GM「まず、その船が無い。仮に船があったとしても、船を接舷できるところはすべて見張りが立っている。見つからずに中州に入るのは事実上不可能(といっても、一般に知られていないルートでは行くことができるんだけどね・・・キャラクターはその事実をしることはできなかったのだからしかたがないよね)」 シグラム「じゃあ、どうしましょう(笑)」 GM「(さてと、もう一度状況を整理させようか)それじゃ、もう一度状況を整理してみよう。まず、誘拐の件ね。誘拐を実行する事を依頼して来たのは、ギルドの女幹部。で、その『計画を立てていた』のはスネーク。で、その目的については不明だった。それから、誘拐の実行だったけど、姫を実際にさらいだしたのはボーイング。」 ボーイング「あのときに他に女はいなかったで。」 シーサー「その時点で姫が偽者やった可能性は?」 GM「まあまあ、まずは、状況の整理。推理は後回し(笑)。で、さらい出した後は一目散に逃亡。スネーク側の連中に引き渡した。このとき、首実験は行なっていない。」 レドラム「その時に実行していても、姫の顔は誰も知らなかったから、確認できたかどうか分からないんだけどね。」 GM「(ごめんね、レドラム。ちゃんとそのことはプレイの最中にいっていたんだけどね・・)で、その日の午後から、姫が誘拐されたという噂が街を駆け巡ったんやね。で、翌日、つまり今日のことなんだけど、姫が誘拐されたという話がほぼ間違いのない事実として出まわった。で、午前中にこの街の衛士隊が総出で姫奪還に出たんだけど、午後には総出というのは撤回、通常の倍の警備陣がでたということ(伏線だよ〜)」 シーサー「そんなことがあったん?」 GM「言う機会を逸していたからね(^^;)」 レドラム「で、この時点で解放されるはずの人質はまだ、解放されていなかった。」 GM「そういうこと。その裏では、デ・コーター、レインを始めとする人質が、殺戮されていた。ただし、見せしめの為の殺戮にしては明らかに、雑な手段が取られていた。」 レドラム「まるで、生き残るのなら残ってもかまわないという感じをうけるね。」 GM「(助かるなぁ、GMのいいたいことを代弁してくれる・^^)そういうことやね。事実、デ・コーターもレインも生き残っているし、部下も生き残っている。」 シグラム「全滅しましたぁ(T_T)」 デ・コーター「部下の生き残っている状況から、部下の全滅が狙い撃ちされているとかそういうことない?」 GM「レインの話によると、そういうことはないそうだ。みんな一様に攻撃を受けている。で、レインの話から、ルナティクスのことが少なくともプシィに知られている事が発覚している、というところやね。」 レドラム「以上から判断すると、やはり、スネークかな?」 ゴズロ「どっちでもええで(笑)」 GM「(ああっ、計画を立てて実行するスネークが、裏切るわけないのに〜。せっかく状況整理の頭で言ったのに、流された〜。・・・スネーク側のアクションがない以上、ボーイングを追い込むのは無理があったかなぁ・・・)」 デ・コーター「けど、スネークを今襲撃する事はできへんみたいやで?」 ボーイング「今でなくてもええやん(笑)。明日でもかまへんのやし・・・」 GM「(ボーイングを尋問している最中に起こそうとしていたイベント、今起こそうか・・・スネーク側のアクションになるわけやし・・・いずれにしても、ボーイングを追いこむ事はできるやろうなぁ・・・)さてと、君たちが相談をしていると、この部屋の扉をノックする音が聞こえてきたよ。」 シグラム「誰でしょうか?」 ゴズロ「じゃあ、出ようか(笑)」 レドラム「待てっ、お前が出たら有無を言わさず攻撃をするだろう。だから、わたしが出る。誰だ?」 GM「女の声だね。今まで聞いた事はないね。『こちらに、サーブ・ヴィゲンさんがいらっしゃいませんか?』」 レドラム「サーブ・ヴィゲン?そんな奴はおらんぞ。」 ボーイング「サーブ・・・ああっ、俺や(笑)」 ・襲われたボーイング レドラム「早速扉を開けよう。ここに、サーブ・ヴィゲンっておらんぞ(笑)」 ボーイング「ここにおるわい(笑)」 GM「扉を開けたんやね(笑)。扉のところに立っているのは、27〜8歳の女。そこそこに見られるね。でも、見たことがない(笑)」 ボーイング「まったくの始めて?」 GM「そういうこと(笑)」 ボーイング「あの・・・どこでお合いしましたっけ(笑)」 GM「(困惑してるなぁ・笑、狙い通り・笑)」 レドラム「サーブ・ヴィゲン・・・知らんなぁ、そんな奴いたかぁ(笑)お前の名前はボーイングやんか(笑)」 ボーイング「だーっ、だまってぇい。で、お嬢さん、お名前は?私に何の用でしょうか?」 GM「(くすくす、今のもしっかりと『彼女』は聞いたぞ)『あの・・、アリアナって言います。実は私、困った事になっているの。あなたにしか頼めないことなの・・・』」 レドラム「やぁ、色男だねぇ(笑)。女性をだますなんてひどい奴だ(笑)」 ボーイング「だますも何も、なんもしてへんがな(笑)。やっぱり、見た事ない?」 GM「まじまじと見たけど、見た事ないねぇ」 ボーイング「くぅ・・・、まさか(頭を抱える・・)。近づいて耳打ちで聞くけど、もしかしてポイズン?」 GM「(ラッキー、わざわざ近づいてくれた・笑)『あら、よく分かったわね。』といって、首筋にぷちっ。」 シーサー「ぷちっ?」 レドラム「(爆笑)」 GM「では、抵抗ロールを(笑)」 ボーイング「げげっ(笑)」 デ・コーター「ポイズンって・・・」 レドラム「スネーク側やね(笑)。ということは、今回の件はスネーク側も報復行動に出たという事かな(笑)」 ボーイング「抵抗ロールって、どうやるの?」 GM「生命力のボーナスを基準値に2D。」 ボーイング「集中力も使いたいんやけど、この場合って受動使用になるの?」 GM「う〜ん、本来はそうだけどねぇ、まぁ、能動使用でいいよ(笑)。」  集中力の能動使用と受動使用・・・先ほどの説明は能動使用の件でしたが、今回ボーイングが行なうのは、受動使用になります。  能動使用が、自ら行なった行動を確実に成功するために使用するものに対して、今回のように抵抗ロールなど、本人が否応無しに巻き込まれた場合に使用するのが、受動使用です。ルール的な表現で正確に言うと、受動使用の場合は、幸運ロールになります。  受動と能動のルール的な違いは、能動の場合、消費するポイントが1ポイントであるのに対して、受動の場合は、出たサイコロの目(2D)の分だけ消費されるという事です。  ルールを公開していないのに、あまり意味のない説明かもしれませんね(笑) ボーイング「ああっ、目があんまりよくない・・・13。」 GM「う〜ん、惜しいねぇ。14なのに・・・。失敗だから、ダメージを受けてね。10点、以後、1時間毎に10点のダメージ(笑)」 ボーイング「げげげっ。ち、治療してくれ〜。」 シグラム「ルールブックぅ、魔法の分まわしてくださいぃ。」 シーサー「キュア・ポイズン?何レベルやったっけ・・」 GM「さて、問題です。ムーナディアという神は、どんな神でしょうか(笑)」 シグラム「???」 デ・コーター「ああっ、いわゆる邪神・・・ということは・・・カテゴリーは暗黒魔法・・・。」 GM「(厳密には、違うんだけどね・^^)暗黒魔法は、神聖魔法と似て異なるものですね(笑)」 レドラム「(爆笑)」 ゴズロ「ああ、そうか(笑)」 シーサー「どういう意味?」 シグラム「?????」 GM「(低い声・・・カセット文庫のゾイ斉藤・・あれ、ゾイサ伊藤だったかな?・・・いわゆる難○圭一氏のまね)はぁい、暗黒魔法にはポイズンという魔法はあっても、毒を癒すキュア・ポイズンという魔法はないんですねぇ(笑)」 シーサー「そうなん?」 GM「魔法のルールの基本に関してはソードワールドRPGに準拠のままだって、言ったっしょ(笑)」 シグラム「じゃあ、治療できないんですか?」 GM「そういうことになるねぇ(笑)」 シーサー「なら、ポイズンをかけて、毒をもって毒を制す(笑)」 レドラム「実験や(笑)。結果が見えてるけど(笑)」 ボーイング「君たぁち、やめたまえぇ(笑)」 レドラム「いやぁ、いずれにしても悪党の最期ってこんなもんでしょう(爆笑)」 シーサー「でも、ボーイングが死んだら、あの件(毒を飲まされた事)は永遠に秘密になるで(笑)」 GM「(ニヤリ)」 ボーイング「まぁ、それもえっか(笑)」 GM「さて、続けようか(笑)。『残念ね、色男さん。私はせっかくあなたのこと、認めてあげてたのに・・・あなたが悪いのよ、こうでもしないとスネーク様に申し訳がたたないの・・・』と言って、ポイズンは嗤っているよ。」 ボーイング「ひ、一つだけ教えてくれ。どっちが本当の姿だ。」 GM「『こっちよ、女ではいろいろと都合の悪い事があるのよ。』」 ボーイング「よぉしっ(笑)」 レドラム「お、お前という奴は(笑)。やっぱりか(笑)」 シーサー「男装趣味ってか(笑)」 GM「でも、前にあったときは本当に男としか思えなかったよ(笑)」 シグラム「???」 デ・コーター「ああ、なるほど、ムーンライト・ドローンか(笑)」 GM「(さすが、ルールに関しては反応が早い・笑)」 レドラム「そんなんを使っているんなら、本当に入れ代わってるわけや(笑)。よかったなぁ、ボーイング、男のときは本当に男やで(笑)」 ボーイング「まいったなぁ(笑)」 シーサー「それで、ポイズンはどうしてる?」 GM「『それじゃあ、さようなら、色男さん。』とか言って、ポケットから薬瓶を取り出すと一気に飲んだ。で、姿が消えたよ。」 シーサー「ポイズンやなしにドラッグの方がらしいなぁ(笑)」 ゴズロ「いや、キャプテン・トリッパー(爆笑)」  シグラムとデ・コーター以外の全員が爆笑しました。  キャプテン・トリッパー・・・ワイルド・カードという海外のシェアード・ワールド(共有世界)の小説に出てくる、困ったヒーロー?です(笑)。  創元推理文庫からでています(笑)。笑わなかった二人はこのシリーズを読んでなかったのです(笑)。 GM「ひどいなぁ、なんてものを引っ張り出すんや(笑)」 ゴズロ「へへっ(^^)_v」 レドラム「困ったことになったな。ボーイングを治そうにも我々には治療の手段が無い。じわじわ効く毒のようやから、回復呪文をかけつづければしばらくは持つやろうけど・・・。でも、毒を使ったポイズンなら解毒薬を持ってる可能性があると思う。」 GM「その可能性は否定できないよ。問題は、ポイズンがどこに行ったか、やね。」 シーサー「スネークのアジト・・・どうやって河を越えたんや?秘密の抜け道があるんか?」 GM「(抜け道は確かにあるし、ポイズンは知っている・・・でも、今回のは違うんだな・笑)」 レドラム「いや、多分この市民街のどこかにいるはずや。」 GM「さて、どうするの?」 デ・コーター「ギルド関係でわかっているのはスラム?」 レドラム「いや、外交の連中の場所は分かってるし、それは、この市民街にある。そこで、この市民街にあるスネークのアジトを聞き出せばええねん。」 シーサー「運が良ければ、そこにいるかもしれへんしな。」 GM「(こんなことになるんなら、最初から襲撃してればええのに・笑)じゃあ、行動は決りやね。」 ボーイング「その前に治療してくれぇ。」 シグラム「それじゃ、キュア・ウーンズ。・・・目が悪い・・・」 ボーイング「ないよりマシ(;_;)」 ・逆襲・ルナティクス GM「では、完全武装で出撃するんやね。」 レドラム「その前に、レインに部下を回収するように伝える。」 GM「レインは、承知して出ていくよ(今、夜やけど、壁を越えて出ていくというところかな?明日の昼前に部下は返ってくるという事にしよう。)。それじゃ、君たちの方だけど、シーフギルドの取り次ぎのいるアジトへの移動。(う〜ん、1回あたりの移動で30分の経過としよう)。誰か2Dロールして。5以下が出ると、衛士隊と接触する。」 ゴズロ「へへっ、出た(笑)」 シーサー「だすかぁ・・・。」 GM「さて、君たちが移動していると前方から明かりが接近してくるのと同時に誰何の声がする。『お前たち、こんな時間に物々しい姿で何をしている、怪しい奴め』」 ゴズロ「いっちょ行くか(笑)」 ボーイング「こんな奴らにかまっている暇はない。有無を言わせず攻撃。」 レドラム「人数は?」 GM「(コロコロ)4人。では、行動宣言。」 レドラム「路地に隠れます。」 デ・コーター「同様。」 ボーイング「前進、攻撃」 ゴズロ「攻撃。ふっふっふ(^^)」 シーサー「仕方が無いなぁ。攻撃します。で、敵方は?」 GM「3人が前進。1人は呼び子を鳴らすみたいだね。ただし、前進した3人がカバー状態を作っている。前進した3人の目標は、(コロコロ、コロコロ、コロコロ・・・あれ、シグラムに2人も集中した。いくらなんでもこれはかわいそうだ。もう一度コロコロ・・またかぁ^^;、もう1回コロコロ・・・やっと変わったな)ゴズロ、ボーイング、シグラム。」 シーサー「それはまずいなぁ、シグラム援護にします。」 シグラム「魔法ですね。正面に来る奴にエネルギー・ボルト(魔法の矢)」 GM「なるほど、シグラムは『魔法』と」 ボーイング「はっ、阿呆ぅ、呪文は回復の為に取っとかんかい(笑)」 シグラム「ええ〜、でもぉ」  シグラムのプレイヤーは、ボーイングの意地悪しているのではありません。単に、状況のすべてを把握して行動するのではなく、真正面の出来事しか頭にないのです(笑)。  現時点で、回復呪文が使用できると打ち明けているキャラクターは、シグラムだけです。こんな奴(笑)にボーイングの命は握られているわけですね。  そのあたりを注意して、先のプレイも読んでください(笑) GM「このラウンドに関しては、宣言があったから魔法を使用してね、シグラム。」 ボーイング「俺の命がぁぁぁ(笑)。さっさと倒してさっさとポイズンを見つけないと・・・。」 GM「では、行動解決フェーズに移るよ。えっと、衛士隊の敏捷度は13だから、それより早い人から、行動して。」 シグラム「真正面にエネルギー・ボルト。」 GM「達成値は?」 シグラム「14。」 GM「打撃力10で、クリティカルありで判定して。」 シグラム「9ダメージ。」 GM「了解、他の人。」 ボーイング「集中力を使うぞぉ、17。」 GM「さすがに回避できへんなぁ(笑)。ダメージは?」 ボーイング「基本ダメージ固定で、クリティカルの判定だけやね。ダメージ判定に集中力使えるの?」 GM「使えるよ。自動的にクリティカルのダメージが追加されるというわけ。」 ボーイング「合計18ダメージ。」 GM「それなら倒れる。」  攻撃の結果、シーサーはシグラムの前の衛士にとどめを刺す事は出来ませんでした。  で、衛士たちの行動ですが・・・ GM「さて、衛士の行動フェーズ。後ろの1人が呼び子を鳴らす。すると、それに呼応するように、別のグループの呼び子が返ってくる。」 シーサー「やばいんとちゃう?」 GM「さて、何ラウンドで接近するのでしょうね(笑)」 デ・コーター「衛士はどのぐらいの範囲に散らばっているの?」 GM「全員巻き込めるとしてもいいよ。」 デ・コーター「じゃあ、長引かせるとまずいからスリープを使います。」 GM「その行動は、次のラウンドね。」 デ・コーター「このラウンド、行動してないねんで。ええやんか。」 GM「だめ、行動宣言と解決は別のフェーズ。解決フェーズは、行動の結果判定しかしないの。結果を元にする反応行動は次のラウンドの扱いになるの。」 ゴズロ「まだ攻撃、終わってないねんけど・・・」  ゴズロの攻撃は成功しましたが、防御点があるので一撃で倒せませんでした。  次のラウンド、デ・コーターのスリープ・クラウド(眠りの雲)で、衛士たちは全員眠りました。眠った衛士たちにとどめをさしたPCたちは、路地裏に飛びこみます。 GM「さてと、騒然となっている衛士たちをかわしながらの移動で余分に時間がかかる。で、1時間経過。ボーイング、10点減点ね。」 ボーイング「ち、治療ぉぉぉ。」 シグラム「はいはい(笑)」 GM「さてと、今目の前にシーフギルドの連絡係のいるアジトがある。見たところ特に警戒されている様子はない。」 ゴズロ「入口の扉をどかーん(笑)」 GM「扉の破壊チェックというところだけど、面倒なのでパス(笑)。扉は粉砕されたよ。」 レドラム「マイアミバイスだ(笑)。」 シーサー「どこがや(笑)」 ボーイング「そのまんまやんか、有無を言わせず行動した後に宣言するとこなんか(笑)。ゆっくり対応する時間なんかないんや。突入するよ。中に誰かいる?」 GM「3人の下っ端がいるね。驚いているようだけど、すぐさま武器を手にする。では、行動宣言。下っ端は、武器を取るのが2人、残りの1人は、奥に駆け込む。」 ゴズロ「1人いただき(笑)」 ボーイング「おい、殺すなよ(笑)。もう1人は俺がかかる。」 シーサー「援護の体勢やね(笑)。いらん様な気がするけど(笑)」 GM「以上でいい?じゃあ、解決フェーズ。」  ボーイングの攻撃は命中、下っ端の1人に手傷を負わせました。ゴズロは予想に違わず、半殺しの目に合わせました。 シーサー「(ゴズロを指して)こいつの恐さは分かったはずだ。降伏しろ。」 GM「さすがに、びびったみたいだね。武器を捨てるよ。」 ゴズロ「他愛のない奴だな。ふん、どか(笑)」 ボーイング「阿呆、殺すな言うたやんか!」 シーサー「まぁ、まだ残ってるやんか(笑)」 ゴズロ「さっき、1人奥に行ったんやね。じゃあ、追いかける。」 GM「ゴズロの方から解決しようか。扉の向こうに行くと、4人の男がクロスボウを構えて待ち構えているね。ゴズロ回避して。」  クロスボウによる攻撃は、ゴズロに命中しましたが、ダメージと言えるほどのダメージは与えませんでした。クォレル(クロスボウの矢)には、毒が塗られていましたが、毒の効果は発揮されませんでした。 ゴズロ「へっへっへ、効かねーぜ(笑)」 GM「さて、クロスボウを撃った連中は、次のラウンドには奥に逃げ出す。で、距離をおいて再び撃つみたいだね。」 デ・コーター「クロスボウは巻き上げに1ラウンドかかるから・・・。」 GM「彼らシーフは軽装、それに対してゴズロは重装。それと、敏捷度の差から、巻上時間は十分にあるよ。誰が好き好んで、こんな奴と切りあうかよ(笑)。仮にもシーフなんやで。」 シーサー「じゃあ、ゴズロは彼らに追い付けないんか?」 GM「いつまでも逃げられるわけないやん(笑)。建物には限度がある(笑)。せやから、あと1回、クロスボウの制射に耐えられたら、好き放題(笑)。5、6ラウンドぐらいやろ(笑)。さて、ボーイング側に話を戻そう。」 ボーイング「さぁ、ポイズンを出せ。ポイズンに用がある。」 GM「『い、いない。ポ、ポイズン様は、今頃、スネーク様のアジトにいるはずだ』」 シーサー「ポイズンがここに来ていないことになってるんとちゃう?それに、女の姿やったし・・。」 ボーイング「今日、ここにギルドの女がいるはずや。その女をだせ・・・。」 GM「『ギ、ギルドには、女はたくさんいる。だ、誰の事を言っているんだ?』」 ボーイング「だから、ポイズンの事や!」 GM「『ポ、ポイズン様は、男だ。お、女のポイズンなんて知らない・・・。』」 レドラム「どうやら、ポイズンが女である事は、ごく一部の人間しか知らないみたいやね。」 シグラム「魔法で、ポイズンの女の姿を出しましょうか?」 ボーイング「(シグラムの前で手首を振って)魔法は回復用に取っといてくれ。それじゃ、今日、ここに来たギルドの女はいないか?」 GM「『い、いない・・・』」 シーサー「ギルドの者だけが知っている、中州への秘密の抜け穴を知らないか?」 GM「(それも、限られた連中しか知らないのよね〜)『し、知らない、聞いた事もない・・・』」 ゴズロ「戻って来てもいいかな?お前たちの仲間は全滅したぞ。さっさと知っている事を吐いた方が身のためだぞ。」 GM「『ほ、本当に知らないんだ。』」 レドラム「多分、ポイズンはゲートが閉じられる前に、ここに来たみたいやね。とすれば、ゲートが開かれるまでこの市民街にいるんやろうね。とすれば、スネークの市民街のアジトのどれかに潜んでいるんとちゃうか?」 GM「(本当は、ポイズンは抜け道を通って帰ってるんだけど・・・こっちに残ってるのも面白いか・笑)」 ボーイング「スネークのアジトの場所を教えろ。それで勘弁してやる。」 GM「合計・・・(コロコロ)、7箇所あるみたいやね。」 レドラム「七箇所(笑)。ほっほっほ、ボーイング、君の悪運も尽きたようだね(笑)」 ボーイング「う〜ん。」 ゴズロ「もう、こいつに用はないな?それじゃあ、(クビをつかんでいる真似をして)ばきっ。」 シーサー「あっ、こいつやってもうた(笑)」 ボーイング「じゃあ、一番近い所から・・・」 レドラム「まぁ、しらみつぶしに行くしかないやろうね。」 GM「OK、(それぞれの移動に30分というところかな?)それじゃ、次のアジトまでの移動の間の遭遇ロールしてみて。」 ゴズロ「出た(笑)」 GM「(勘弁してくれ〜・・)なんぼの目が出たん?」 ゴズロ「有無を言わせぬピンゾロ(笑)」 GM「警戒の厳しくなった衛士隊だね。」 シーサー「もう、立派なお訪ね者(笑)」 GM「いや、今まできちんと証拠陰滅して来たから、その点は大丈夫やと思うよ。」 レドラム「別の意味で立派な証拠の肉塊(笑)」 GM「人数は、(コロコロ)7人。」 シグラム「増えてますね。」 シーサー「警戒が厳重になって来てるみたいやな。」 GM「そういう事(笑)。二度の戦闘を切り抜けて来た君たちの姿は十分すぎるほど怪しい。衛士隊のオプションは全力攻撃。では、行動宣言。」 ゴズロ「無論、前に出る。」 デ・コーター「人数が多すぎるなぁ・・・一気に片をつけよか。スリープを使います。敵は何人巻き込める?」 GM「スリープ・クラウドね。一応、全員巻き込めるとしよう。」  シグラムも魔法を使おうとしましたが、やっぱりボーイングに制止されます(笑)。レドラムも今回はスリープ・クラウドを使うことにしました。無論、ボーイングやシーサーも前に出ました。  行動解決フェーズに移った所、レドラムのスリープ・クラウドとボーイング、シーサーの攻撃によって半数以上が無力化しました。 デ・コーター「半分以上がいなくなったのなら、わざわざスリープ使うまでもないなぁ。使うのを止めます。」 GM「だめ。宣言した行動は完結する事。そのために、移動・行動宣言・解決のフェーズに分けているんやからね。」 デ・コーター「頭のよさを理由に使用をやめる事ということで・・・。」 GM「いいたい意味は分かる。しかし、頭のよさについては、行動宣言フェーズですでに反映されている。だから、認められない。認めたら有利過ぎる。今回だけは、特別に認めるけど、今後は一切認めないからね。」  難しい問題です。  柔軟に認めてもいいのでしょうが、ルールとして明確にしている以上、ある程度は守る必要があると思います。  今回それを認めたのは、認めなければプレイヤーがごねる可能性があるというのと、認めたところで大局に大きな影響がでないからです。  行動宣言と解決を明確に分けているのは、声の大きいプレイヤーとおとなしいプレイヤーの格差を少しでも縮める目的があるからです。  また、判定が進んでいけば状況も当然変わります。それに合わせて行動しようとすれば、何時でも後から宣言して行動する方が圧倒的に有利になります。それしか求めないプレイが、全員が楽しく遊べるものでしょうか?  もう一つは、PCが特別な存在になり過ぎないようにするという目的もあります。  自分にとって有利な判断しかしなくなれば、そのプレイはいずれ亀裂を生じるかもしれないからです。  なんか、うまく説明できてないなぁ・・・・(^^;)  この戦闘は、やはり難無く終わりました。しかし、GMであるあたしは、このペースでだらだらとギルド襲撃と衛士との戦闘をつづけても意味が無い事、時間ばかりかかってプレイヤーが疲れてしまう事、予定していた時間を大幅に延長しかねない事を考慮して短縮する事にしました。 GM「(コロコロ)さてと、君等の強さは圧倒的なものはよくわかったと思う。その勢いで、次々とアジトを強襲続けた。さて、時間は2時間半が経過した。それぞれの時間で体力を減点して、回復を行なって。」 ボーイング「唐突やなぁ(笑)」 GM「今、ポイズンが出てくるアジトをロールしたら、5番めと出たんや(笑)。アジト一つ当たり30分かかるとしているからね。」 ボーイング「じゃあ、ポイズンを捕まえたんやな。」 GM「捕まえたわけじゃないけど、追い詰めているよ。状況を説明しよう。ポイズンは今、女の姿で壁を背にして立っている。その前には、下っ端のボディガードが(コロコロ)、4人いる、というところかな。」 ボーイング「さぁ、追い詰めたぞ。おとなしく解毒薬を渡してもらおう。」 GM「『あら、しぶといわね。もう、とっくに死んでしまったのかと思ってたわ。そうね、解毒薬をあげてもいいけど、本物の姫の居場所と交換というのはどう?』」 ボーイング「くぅ(頭を押さえる)。わかった、姫の居場所を言う。言うから、解毒薬をくれ。」 レドラム「ついに吐いたな(爆笑)。ボーイング、今の台詞はどういう意味だ?引き渡したのは本物の姫ではないのか?」 ボーイング「あっ・・・(^^;;;;;;)。わ、わかった後で本当の事を言うから、まずは解毒薬(笑)」 GM「(内心爆笑)『で、姫はどこにいるの?』」 ボーイング「あの森の中には実は、誰も知らない小屋がある。そこに姫をかくまっているんや。」 GM「『その小屋はどのあたりにあるの?』」 ボーイング「教えるから、こっちへ来てくれないか?。」 GM「(クスクス)『地図で場所を示してくれないかしら?』といって、ガードしている下っ端の一人1が地図を出してくるよ。」 ボーイング「(のけぞって額を押さえて・・・)くぅ〜。このあたりだ、といって位置を示すよ。さぁ、場所は教えたぞ、解毒薬を〜。」 GM「『いいわ』と言って、ポイズンはポケットから小さな薬瓶を出す。『これが薬よ。ただし』と言って、蓋を開けて中身を捨て始めるよ。」 ボーイング「ま、まてぇっ。」 GM「半分ほど捨てたところで、『これで、効果は半分、というところかしら。[確認するまで]完全なのは渡せないわね。』」 レドラム「ほっほっほ、まぁ、当然やね(笑)」 ボーイング「それでいいから、はやくくれ(^^)」 GM「ポイズンは、薬瓶を下っ端の1人に渡した。その下っ端は、薬瓶を渡してくれるよ。早速、飲む?(わくわく、クスクス)」 ボーイング「すぐ飲む。(飲む真似をして)ごくごく。」 GM「(ニヤリ、低い声で)では、生命力抵抗ロールを・・・」 ボーイング「えっ、抵抗に成功したら、解毒効果なくなったりして(^^)」 GM「抵抗ロールの達成値は?」 ボーイング「10。」 GM「失敗やね。ごくごくと薬を飲んでいたボーイングは、ぐふっと言うと血を吐いて倒れるよ。」 ボーイング「えーーーーーーーーーっ!!!!(・o・)」 GM「『ばかな男・・・、でもあなたが悪いのよ。私を裏切ったりするから・・・』とポイズンは言う。」 レドラム「ほぉっほぉっほ、やぁ、悪党の最期だねぇ(笑)」 (ボーイング)「(^^)何も考えんと飲んでもうた(^^)。」 シーサー「でも、これでみんなが飲まされている毒の事については完全に知る手段はなくなったな(笑)」 GM「そういうことやね(笑)」 (ボーイング)「これで、永遠に秘密よ(笑)。どうせすぐにみんな追っかけてくるし(笑)。死んでるけどにや〜り(笑)」 シグラム「その笑いは、解毒薬が効いたつもりで笑ってるようにみえるけど(笑)」 (ボーイング)「そ(笑)。でも、別の理由でにや〜り(あごに手を当ててニヤリのポーズ・^^)」 GM「さて、続けようか(笑)」 シーサー「では、よくもボーイングを、と言って襲いかかる。」 ゴズロ「ふっふっふ(笑)」 GM「下っ端は全員ポイズンをガード。で、ポイズンは背を壁につけると、『それじゃぁね』と言ってバタン(といって、身体をひねる)。」 レドラム「バタン・・・って・・・」 GM「この壁には、どんでん返しがしくまれているみたいだね(笑)。下っ端を撃破するのは簡単だけど、どんでん返しの仕掛けを見つけるのは難しそうだね。」 シグラム「逃げられましたね。」 シーサー「死体、どうする?」 レドラム「このままでええやん。それとも、カンカンノウ(クリエイト・ゾンビ)するか?」 (ボーイング)「おいおい(笑)。」 レドラム「悪党の最期(笑)。それよりも、森の小屋に早く行った方がよくないか?先にスネークがたどり着くとややこしくなりそうや。」 GM「(時間的に考えると、ポイズンがスネークのアジトに戻って報告するころには、あの情報が入るんだよな〜、スネークは動かない、と)」 シーサー「でも、ゲートを越える事ができるか?」 GM「そうだね、もうしばらくすると夜明けだから、ゲートは開くと考えてくれればいいよ(・・・PC達の姿の事を完全に失念しています・・・)。では、みんな、バックグラウンドシートをボーイングに渡してあげて。先に死んだ者の特権(笑)」 シーサー「もう、公開するの?」 GM「ボーイングに対してだけ公開ね。ボーイングの背景を見るんとちゃうで(笑)。さて、話を続けよう。」 レドラム「場所はわかるの?」 GM「死んだボーイングとシーサーは、襲撃の下見で調査しているからだいたいの場所は特定できるよ。で、ボーイングが指し示したところには、何も無い。」 (ボーイング)「まさか、ほんまに行くとは思わんかった(笑)」 GM「スネークの配下が来る様子もないね。」 レドラム「これで、ボーイングに担がれたのは間違いの無い事みたいやね。生きてたら面白かったのに(笑)」 GM「でも、最初に逝ってしまった(笑)。ボーイング、口元が歪んでるで(笑)」 (ボーイング)「えっ(^^)、(回りを見回して)、そうかぁ(笑)、そうやったんかぁ(笑)」 シグラム「意味深ですねぇ(^^)。」 ・ジェノアの帰還 GM「さて、森の中にいるわけだけど、これからどうする?このまま、行動を続けるなら精神力と行動判定にペナルティが付くけど・・・。」 デ・コーター「精神力を回復させたいんやけど、8時間の睡眠をとることで回復してもええの?」 GM「本来、8時間の睡眠を取ることで回復するんじゃなくて、十分な休息を取るということで、目安として夜明けだってこと。本来なら、完全回復にはならないんだけど、今回はまぁ、特別に認めよう(笑)」  今回のプレイ、何がなんでも最終回にするので、時間のかかるようなシチュエーションはすべて、特別の事で逃げてます(笑)。  本当は、特別や例外を連発するのは、プレイヤーを歪めることになるし、プレイヤーを混乱させる元にしかならないんですけどね。 GM「じゃあ、前日の徹夜行動に対する休息という事でいいの?(まずいなぁ〜、なんとか街に戻って欲しいんやけど・・・)」 シーサー「けど、スネークのアジトを襲撃するには、中州のゲートが閉まるまでに行かないとあかんのとちゃうか?今、寝て間に合うか?」 GM「今回、朝・昼・夜の大枠でプレイするとは言っているけど、一応、15時頃に行動できるとするから、夕方には中州に入る事はできるよ。ただし、アジトに戻ったら時間がぎりぎりだと考えて。今からアジトに返って行動を続けるなら、中州に渡るには充分な時間があるよ(さぁ、今から街に戻って、ジェノアが現われるところに接触するんや)。」 シグラム「こっちも精神力がないから、休みたいです。」 シーサー「このまま行動を続けたら、ペナルティが付くんやろ。魔法もなくなるんやったら、休んだ方がええやろ。」 GM「(中州に渡ってから、宿屋で休めば済む問題やんかぁ〜)」 ゴズロ「どっちでもええで(笑)」 デ・コーター「スネークを襲撃するには、魔法があった方が絶対にええはず。それやったら、休んで行こう。」 GM「(スネーク襲撃って・・・目的はぁ?それにジェノアの正体を知る機会がぁ)じゃあ、休んでいくんやね。では、時間がもったいないから続けよう。休息完了ということで、さて、これからどうする?」 シーサー「今から中州に向かってちょうどええかげんな時間なんやろ?」 GM「そうやね(だから、スネークの襲撃って目的はなんやねん?)。でも、当初の目的であるルナティクスの本部を知るものに対する行動はどうするの?」 レドラム「ギルドの女幹部の方やね。彼女には、正体まで知られている以上、殺す方がええやろう。」 シーサー「けど、生かして利用するというのも捨てがたいで。ドゥアーク・イングデンの下っ端をそのまま編入するのも、ルナティクスを大きくする手段やと思う。スネークの首を持って、こうなりたくなければ我々に従えと言うとか(笑)。」 レドラム「そう簡単に寝返るか?それに、女幹部は幹部であって、ギルドマスターやないんや。せやから、女幹部を襲撃する方がええやろ。」 GM「肝心の女幹部の居場所は?わかってないんやで。」 デ・コーター「スラムから当たる。手掛かりはそこしかないんやからな。」 GM「(そうかぁ?)じゃあ、スラムに行くんやね。」 シーサー「もう一度、確認するけど、スラムにあった牢獄を手掛かりに女幹部を襲撃する。そういうことでええんやね。」 デ・コーター「そういうこと。」 GM「(なんか、不安やなぁ・・・。ま、えっか・笑、襲撃より先に新しい情報が入るから・・・)では、森を出て街に向かうんやね。さて、スラムの付近まで来てはっきりとわかるんやけど、街中がお祭り騒ぎになっている。」 シーサー「祭りか何か?」 GM「いや、そういう話は聞いたことがないよ。でも、お祭りと同様。」 シグラム「ええじゃないか、ええじゃないか、ええじゃないか(笑)」 ゴズロ「伊勢ぇのぉ〜、名物ぅ〜」 GM「(ゴズロに指鉄砲を向けて)ばん!」  関西ではそこそこ知られている赤福餅のCMです。と言ってもかなり昔のものですが(笑)。  今まで、カットして来ましたが、うちでプレイ中にプレイに関係のないボケを入れると、指鉄砲で銃殺(笑)してます。 レドラム「いわゆる、そういう雰囲気?」 GM「近くもあり、全然違ったりもする。」 シーサー「では、近くの奴を捕まえて何があったのか聞きます。おい、このお祭り騒ぎはなんなんだ?今、ラ・カーリアスに返って来たところなんだが?」 GM「『姫様が帰ってきなすったんだ。』」 レドラム「誰かに救出されたみたいやね(笑)」 GM「『なんでも、修行の旅に出ていたこの国の王子様に助けられたんだそうだ』」 シーサー「王子?」 (ボーイング)「(笑)」 シーサー「楽しそうやな(笑)」 (ボーイング)「うん、ちょっと(笑)」 シーサー「そういう王子が、サーナ・レトラーサム公国にいたん?」 GM「王子の一人が出奔したという話はそこそこ知られているよ。それとシーサー、この時代、サーナ・レトラーサム公国ではないからね(笑)」 レドラム「・・(笑)」 シーサー「・・・そういう事?」 GM「(どう捕らえたんだろう?)まぁ、いろいろとあるという事やね(笑)。」 レドラム「王子が姫を連れてかえって来たというあたりの話をもう少し教えてくれないか?」 GM「『サソリの紋章が書かれた楯を持った王子様が、姫様を連れて今朝戻ってきなすったんだ。姫様が無事に戻って来たんで、街中お祭り騒ぎになっているんだ。今、王子様はこの街の領主の館に行っているって話だ(笑)』」 レドラム「・・・なるほど〜、そういうことか・・・」 GM「(気付いたかな?)『姫様も無事に戻って来た上、王子様も現われたんだ。この街はもう安泰だね。ジェノア王子様ばんざいだぁ』」 シーサー「ジェノア・・・王子ぃぃぃぃぃ!」 デ・コーター「誰?それ?」 GM「(おいおい・・・^^;;)」  はっきり言いますと、デ・コーターのプレイヤーは、絶対PCのことをキャラクター名称で呼びません。PCはそのプレイヤーの名前でしか呼んでないので、全然キャラクターの名前を覚えていません(^^)  リプレイ上では、人の名前を出さないという意味で、キャラクターの名前に読み替えています(笑) (ボーイング)「F君のキャラクターやんか。つれあいがたくさんいる・・・」 デ・コーター「?????、ああ、あいつか。」 レドラム「はっはっは(笑)」 (ボーイング)「(ニタニタ)」 ゴズロ「(^^)」 シグラム「???」 シーサー「けど、あいつが王子やなんて・・・。」 レドラム「確認。今のラ・カーリアスの街は、街中がお祭り騒ぎみたいな感じやねんね。」 GM「そうだよ。一応、街のゲートや中州の橋のゲートの門番は、いつもより多いけどそれ以上に街の住人がいるからね。それと、夕べああいうこと(笑)が、あったんだけど、姫が無事に戻って来た事によって特別にゲートが開かれたままになるという噂もある。」 デ・コーター「行動起こしにくいなぁ。夕べみたいに目撃者は皆殺しという訳にもいかんやろうし・・・」 レドラム「なんで?。群集にパニックを起こさせたら簡単やんか。街の衛士隊はパニックを終わらせるのに奔走するやろ。どさくさに紛れて大抵の事はできるで。」 GM「(それもおもしろそうやなぁ^^)で、どうするの?」 レドラム「ちょっとサクラ手伝って。よぉし、ジェノア王子を一目見に行くんやぁ〜」 シーサー「おおーっ(笑)」 デ・コーター「正体は変態趣味の奴(笑)」 GM「でも、群集はそういう事実を知らないの。さてと、レドラムの声に賛同するものが何人も出る。で、群集はこぞって中州への橋へと向かう。」 レドラム「群集に紛れてはぐれるなよ。」 GM「そうだねぇ、一応チェックするか?」 シーサー「大丈夫!目立つ奴がいるから(といってゴズロを指す)」 ゴズロ「おひょひょん(笑)」 GM「(はぐれられてもかなわんからなぁ、OKとするか)OK。で、どこに向かうの」 レドラム「中州やからスネークのアジト。」 GM「(???女幹部アクアの所へ行くんじゃなかったのか???)了解。さて、スネークのアジトである酒場の回りも暴徒寸前の民衆であふれかえっている。でも、少し人の波が切れているようだ。ゴズロほどではないけど、かなりガタイのある連中がにらみを効かせているみたいだね。」 ゴズロ「ふん(笑)」 レドラム「裏手の方はどうかな?」 GM「やはり、いわゆる用心棒が何人か立っているみたいだね。(時間的に、ここを襲撃されると、今晩のイベントの発生が狂ってしまうんだよなぁ・・・どうやって、アジトに引きかえさせようか・・・)」 レドラム「ここは、大昔立てた計画通り、表で陽動して裏から侵入しようか。ゴズロと誰か、正面の入口で暴れてくれないか?裏口からは私が行くが。」 GM「(彼女を使うか・・・コロコロって、この場合、レドラムに行くのが妥当やろうなぁ。今のパーティの実質的リーダーやし、背景的なものを考えても・・・)さてと、レドラム。いきなり後ろから声をかけられるよ。」 レドラム「え゛っ。」 GM「女の声だね。『レドラム様でいらっしゃいますね。お願いです、今はお引き下さい。』」 レドラム「女って・・・声に聞き覚えはある?」 GM「(会うのは初めてのはずやなぁ・・・)ないよ。まったくの初めて聞く声だし、会うのも初めて。」 レドラム「引けと言われて、はいそうですかと引けるものではない。我々はスネークに用がある。」 GM「『スネークのような小物に振り回される事はありません。私は、さるお方の命を受けてあなた様の所に参りました。どうか今はお引き下さい、そして、あなた方のアジトでお待ち下さい。』」 シーサー「怪しいなぁ・・・」 レドラム「確かに怪しいよ(笑)。さて、我々のアジトで待てというが、待っていると何があるというのだ。」 GM「『今晩、あなた方にお会いしたいという方がいらっしゃいます。私はそのお方の命でここに来たのです。』」 シグラム「会う?」 レドラム「・・・(思案している)・・・。その人物は誰だ?」 GM「『今、お話する事は出来ません。ですが、あなた方に害をなすお方で無い事だけは間違いございません。』」 レドラム「大体見当はつくんだよなぁ・・・。分かった、今はお前の話を信じよう。」 GM「『ありがとうございます。では、今晩、あなた方のアジトで・・・』それだけ言うと女は人ごみに紛れていったよ。」 レドラム「・・・という訳で、スネークの襲撃は中止だ。」 ゴズロ「ここまで来て、それはないやろ。」 シーサー「罠かもしれへんし・・・」 GM「(ぎくっ・・・ある意味では、シーサーに対してはそうなるんだよなぁ・・・^^;;;)」 レドラム「罠である可能性は拭いきれないものがあるのも確かだ。しかし、このような所にいる私の所に名指しで現われたという事は、相手もひとかどの人物であるのは間違いない。もし、罠だったなら、後で私を処罰すればいい。」 ゴズロ「それでは、俺は納得できん。戻った方が面白いのはわかるんやけどね(笑)」 レドラム「今ここで暴れて顔を知られるよりも、後で落ち着いてから暴れた方がいいだろう?スネークはほおっておいても大丈夫だ。それに、罠だったら襲撃して来た連中をいくらでも相手にできるだろ?」 ゴズロ「(笑)。まぁ、いいだろう。だが、罠だったら覚悟しておけよ。」 デ・コーター「じゃあ、戻るんやね(笑)。」 GM「(ほっ・・・これで、あのイベントが効力を発揮するな。これが、最後の夜になるやろう・・・)」 ・破滅の足音 GM「さて、アジト。レインたちは既に戻ってるようやね。」 レドラム「レインは一応席を外させるよ。」 GM「了解(さっしがいいなぁ・・・^^)さてと、アジトでどうする?」 シーサー「一応、フル装備をしておきます。」 ゴズロ「同じく(笑)。覚悟はいいかぁ(笑)」 GM「それ以外に何かある?ないようなら、一気に時間を進めるけど・・・」 シーサー「これが最後の夜(笑)」 GM「(どきっ、どきっ)」 シーサー「明日の朝にはぽっくり(笑)」 GM「(ほっ・・・勘違いか・・・)いやいや、あと丸一日残ってるよ。毒の効果が発揮されるのは、明日の朝ではなくて、明後日の朝だよ。」 シーサー「そうなん?」 GM「そうだよ〜。では、続けよう。さてと、時間はいわゆる深夜11時を過ぎた頃、広間の扉が開かれる。」 シーサー「来たで、来たで(笑)」 GM「入って来たのは、マントで身を包んだ人物だ。『遅くなったな』と言ってマントを脱ぐよ。」 レドラム「王子様ですね(笑)」 GM「正解。紛れもなく『あの』ジェノアだよ。」 ゴズロ「うひょひょん(笑)」 デ・コーター「一人?」 GM「見たところ、誰も連れて来ていないみたいだね。マントの下には略式の鎧をまとっているね。その鎧にもサソリの紋章が刻まれている(ニヤリ)」 レドラム「(・o・)・・・(^^)ウナズク」 (ボーイング)「(笑)」 GM「『久しぶりだな。ボーイングはどうした?』」 シーサー「死んだ。スネークの配下の者に殺られた。」 GM「『そうか、残念だな。今回の事、奴がいてくれたおかげで思った以上に事が運んだのだがな・・・』」 (ボーイング)「(^^)_v」 レドラム「で、何しに来たんだ?」 GM「『はっきりと話をつけにきた、という所だ。誤解されているのなら解こうと思ってね。もう、知っているだろう。私は、十数年前、この国を出た王子だ。知る人は知っているだろう、十数年前の側室反乱事件を・・・。』」 シーサー「そんなことがあったん?」 GM「あったんだな(笑)。簡単に説明すると、現国王の側室の1人が、貴族の1人と手を組んで謀反を企んだんだ。要するに、第一王子の暗殺ね。ただ、この事件は未然に防がれたんだ。で、その側室と貴族は名誉ある死を賜ったというわけ。」 ゴズロ「もって回ったような言い回し(笑)。銀○伝か(笑)」 GM「個人的に、『あれ』の話は好きになれないところがあるんやけど、こういう言い回しの参考にはなったからなぁ(笑)。余談はおいといて、で、当時その側室は、男子を生んでたんや。一応、事件には関りがないとして特に罪に問われる事はなかったんやけど、事件の後『自ら願い出て』旅に出た、という話は聞いた事がある。この話もどこからどこまでが真実なのかはわからないけどね(笑)。ボーイング、思い出した?」 (ボーイング)「???あ、思い出した。俺の知らん俺のキャラクターが阻止した事件やんか(笑)。げ、そうかぁ、そうやったんか・・・やぱかった(笑)」 GM「そうやね(笑)」  説明が大変です(^^)。  今の事象に対する説明なのか、今の事象を説明するための説明なのか、わかりにくいですねぇ・・・。  で、ボーイングの件について説明すると、ボーイング・・・本名をモーリス・スミスと言うのですが・・・は、上記で説明した側室の謀反を阻止した張本人です。  つまり、ジェノアというキャラクターから見た場合、ボーイング・・・つまり、モーリスはかたきということになります。  ボーイングのプレイヤーは、今回、タイミングを見計らってジェノアにかくまってもらう事を考えていたのです。そのとき、もし、ボーイングの正体がバレでもしたら・・・大変ですよね(笑)。 シーサー「一言で言うと、ジェノアというのは謀反を起こした側室の息子で、今まで旅に出ていたという名目で、ルナティクスに所属していた・・・ということやね(笑)」 GM「説明ありがとう、シーサー(笑)。では、ジェノアの話に戻るね。『そうだ、私はその側室の息子だ。信じる信じないはお前たちの自由だ。』」 シーサー「本物の王子を殺して、すり変わったという事もあるやろうし。」 GM「『言っただろう、信じる信じないはお前たちの自由だと。私の目的は、今の王族をみな滅ぼし、私がこの国の王位につく事だ。幸い、そのチャンスは思ったよりも早くやってきた。王位継承権を持つ私とイグリーン、彼女がいれば事は簡単になる。お前たちがこの前、何故イグリーンを襲ったかについては問うまい。そのようなことはどうでもいい事だ。今日、ここに来たのは他でもない、私がいかなる場合においてもルナティクスの忠実なる僕であるという事をはっきりと認識してもらうためだ。』」 シーサー「しもべ?」 GM「『そうだ。私が何も言わなければ、利用価値の無くなったルナティクスを滅ぼすとお前たちは誤解するだろう。だが、私はルナティクスの忠実な僕だ。その様な事は行なわない。』」 レドラム「それを信じろと言うのか?何の証拠もないではないか。」 GM「『わたしが今ここにいるということが証拠にはならないか?ここに来ること自体がかなり危険な事だということにならないか?下手をするとここで裏切り者として抹殺される可能性だってあるんだ。それに、お前たちやルナティクスが邪魔なら、こんなまどろっこしい事をしなくても、兵を差し向けるだけで事足りるだろう。』」 シーサー「しかし、今後そうしないとも限らないだろう。今、安心させておいて不意打ちという事も考えられる。」 GM「『しかし、ルナティクスにとって私がこの国の国王である方が都合がいいとは思わないか?目こぼしもできる、それに、ムーナディア様を唯一の神として国民に信仰させる事だって出来よう。』(そんな簡単な事じゃないけど・・^^)」 デ・コーター「では、今まで何故そのことを秘密にしてたんや。」 GM「『このような事態なくしてお前たちは私の事を信じたのか?』」 レドラム「まぁ、いいだろう。お前の言い分は分かった。ところで質問だあるのだがな。」 GM「『なんだ?』(わくわく)」 (ボーイング)「(笑)」 レドラム「そのサソリの紋章は、お前の紋章か?」 GM「『そうだ』」 レドラム「その紋章、お前の体にも刻まれているのか?」 GM「レドラム、知識技能もしくは接触技能に心理学、知力を基準値に判定ロールを行なって。どちらか高い方でいい。」 レドラム「心理学はないから、知識技能で・・・13」 GM「了解。ジェノアは、その様なものはないと答えるがそれが嘘である事が分かるよ。(ニタニタ)」 (ボーイング)「来た来た(笑)」 シーサー「ほんまに楽しそうやな(笑)」 (ボーイング)「そりゃもぉ(笑)」 レドラム「では、もう一つ質問しよう。あ、決めてなかったな(^^;)。昔、私が住んでいた街の名前ね、なんちゃら(笑)という街に行った事はないか?」 GM「もう一度、心理学ロール。」 レドラム「低いか・・・10」 GM「行った事はないと答えるジェノアは、やっぱり嘘をついているみたいだね。」 レドラム「わかった(笑)」 GM「(ジェノアのレドラムに対する危機感が生まれた・・・というところかな)『それが、どうかしたのか?』とジェノアは聞いてくるけど。」 レドラム「いや、なんでもない。気にしないでくれ。」 GM「(気にするなといわれても気になるよな、普通・・・)『では、私の事は信じてくれるのだな。三大幹部にも伝えておいてくれ。』」 ゴズロ「だめだ、裏切り者の言う事など聞けないな。」 GM「『裏切り者?なぜ私が裏切り者なのだ?』(マジでそう思うんやけどなぁ・・)」 ゴズロ「お前は今まで何もしないどころか、行方をもくらませていた。そんな奴の言う事が信じられるか。」 GM「『何もしなかっただと。それは三大幹部の命を受けて他の支部を任されたからだ。その移動の準備のために動けなかったからではないか。』・・・左遷とか言ってたのはどこの誰でしたっけ(笑)」 ゴズロ「(^^)_v」 GM「『行方をくらませていた件についても今、説明した通りだ。説明する時間が無かったからではないか。これで、どこが裏切り者だというのだ?』」 ゴズロ「う〜、しかし、お前は裏切り者だ。そんな奴の言う事は聞けん。」 GM「(もっと簡単な理由があるのになぁ・・・それに、その『台詞』を言って貰わないと、ゴズロというキャラクターの癖が他のプレイヤーに伝わらないのになぁ・・)ゴズロ、キャラクターのバックグラウンドシートを見てみ(笑)」 ゴズロ「えっ(ごそごそ)、なるほど、そうや(笑)。」 デ・コーター「単に気に食わんから殺したいだけとちゃうんか?」 ゴズロ「お前のような奴は気に食わん。そういうことだ(笑)」 GM「(分かってて言わないつもりやな・・・このままじゃ、話は平行線になるなぁ・・・では、あのイベントを発動させよう・・^^)さてと、君たちが口論していると、『やっぱり、そういうことだったのね』と言う女の声がする。」 レドラム「あ、やな奴が出た(笑)」 シグラム「やな奴?」 GM「誰やと思うの?」 レドラム「こういうタイミングで現われる女って言ったら、プシィぐらいやんか(笑)」 GM「はい、そのとおり(みすかされてるなぁ・・・^^)。いつのまにか部屋の隅にプシィが現われて立っている。『姫の誘拐がうまく行かないわけだわ。はじめからあなたたちが企んでいたとはね。』」 レドラム「ほんまは違うんやけどなぁ(笑)」 (ボーイング)「(笑)」 GM「『アクア様は怒っているわ。覚悟なさい。』」 シーサー「・・・」 ゴズロ「返り討ちにしてやる。無事に帰れると思うなよ。」 GM「『今日はね、残念な事・・・いえ、あなたたちにとっていい事を伝えに来たのよ。わかっているわねシーサー、アクア様は怒っていらっしゃるわ。』」 レドラム「どういうことだ?」 GM「『そこの裏切り者に聞けばいいじゃないの。』と言って、プシィはシーサーを指差すよ。」 ゴズロ「裏切り者?」 レドラム「裏切り者とはどういう意味だ?」 (ボーイング)「よっしゃあ、来たでぇ(爆笑)」 シーサー「有無を言わせずジェノアに襲いかかります。」 デ・コーター「なんや?ジェノアに?」 ゴズロ「ジェノアに襲いかかる。」 GM「ちょっとまったぁ。まず、行動宣言。シーサーとゴズロはジェノアに襲いかかるわけね。ジェノアはまず、武器の準備。プシィは、『さよなら、おばかさんたち。アクア様に仇なした報いよ』と言って窓から逃げる。」 レドラム「う〜ん・・・」 デ・コーター「どうしようかなぁ・・・、ジェノアに攻撃をしようとしている二人に拡大してエネルギー・ボルト。」 シグラム「何が何やら全然分からんから、何もしません。何もできない(笑)」 GM「(おいおい・・・^^;)」 レドラム「どうしようか・・・このラウンドは大丈夫やろうし・・・今回は見送ろう」 GM「全員決りやね。では、解決フェーズ。敏捷度の順番は?」 シーサー「集中力も使って、17。」 GM「回避失敗、ダメージを出して。」 シーサー「クリティカルなしで10点。」 GM「防御力で引いて・・・了解。次、ジェノアは武器の準備。その次。」 デ・コーター「エネルギー・ボルト、ゴズロとシーサー。集中力も使います。」 ゴズロ&シーサー「集中力で抵抗(笑)」 (ボーイング)「集中力の応酬(笑)」 デ・コーター「呪文の達成ロールやけど、拡大して二人にかけた場合、それぞれに対してロールするの?その場合、集中力は2ポイント消費になるの?」 GM「そうだねぇ、達成ロールも集中力も別々としよう。」 デ・コーター「ゴズロに20、シーサーに22。」 シーサー「うう、死ねと言われてるのと同じ・・・失敗。」 ゴズロ「同じく(笑)。来なさい(笑)」 デ・コーター「シーサーに16点。ゴズロに12点。」 シーサー「痛っぁ(笑)」 GM「じゃあ、次・・・ゴズロ。」 ゴズロ「邪魔すんじゃねぇ。集中力付きで18。」 GM「(回避できるかぁ・・・)ダメージは?」 ゴズロ「クリティカルなしで17点。」 GM「減点して・・・ああっ、もう瀕死の重傷。」 シーサー「でも生きてる(笑)」 GM「防御点が高いからね(笑)。では、次のラウンド。ジェノアをガードするように影から女が飛び出してくる。ジェノアへの直接攻撃は、女によって阻害されるからね。」 シーサー「女?見た事は?」 GM「この中では、ジェノアとレドラムだけやね。」 レドラム「?ああ、スネークのアジトの前で会った奴。」 GM「では、行動宣言を続けて。」 シーサー「引き続き攻撃。この場合は、出て来た女になるわけ?」 GM「そだよん。」 ゴズロ「同様に攻撃。」 シグラム「まだ見てます。」 デ・コーター「今回は休みます。」 レドラム「やばそうやなぁ・・・。確認、みんな固まってるんやね。戦闘中の奴全員にライトニング。」 (ボーイング)「(ニタニタ)」 GM「ジェノアと女、ゴズロとシーサーが範囲ね。ジェノアは今回攻撃。では、解決フェーズ。」 シーサー「今回は普通に攻撃。」 GM「命中?女にダメージ。ジェノアの攻撃。攻撃力11。ゴズロ回避して。」 ゴズロ「効かぬ、効かぬわ(笑)」 GM「では、次。」 レドラム「どうしようか、言うべきか言わざるべきか・・・。まぁ、一回ぐらい大丈夫やろ。ああ、こいつ結構魔力高かったか・・・一応集中力も使って19。」 ゴズロ「集中力で抵抗。」 シーサー「集中力ぅぅ。低い(;_;)」 GM「ジェノア、女とも失敗。」 レドラム「クリティカルは無かったからダメージは・・・13点。」 シーサー「死亡。腹に大穴が開いてぶすぶすとくすぶってる(笑)」 ゴズロ「ちょっとしびれた(笑)」 シーサー「まだ、ちょっとかよ。」 ゴズロ「ちょっとやばい(笑)」 GM「さてと、その一撃で女は倒れ、(ニヤリ)ジェノアも倒れる。」 レドラム「え゛っ・・・そんなに生命力なかったん?」 GM「かなり、食らってたからね。」 デ・コーター「ああっ、なんてことを・・・」 GM「では、みんなバックグラウンドシートを死んだシーサーに渡してあげて。」 レドラム「言いそびれたぁ・・・」 (ボーイング)「(笑)」 レドラム「仕方が無いなぁ・・・。メイスを取り出して、ジェノアの死体のそばに行きます。で、服と鎧をはぎます。」 デ・コーター「???」 (ボーイング)「くすくす。」 (シーサー)「(レドラムを見て)ほぉ(笑)」 レドラム「イレズミはある?」 GM「確かに左腕にサソリのイレズミがある。それは、しばらくすると消えてしまったよ。」 レドラム「えっ?」 GM「透かし彫りになっていたようだね。」 レドラム「では、メイスを取り出して、尋常でない目つきでジェノアの死体を叩き潰そう(笑)。こいつめ、あっさり死にやがって・・・」 シグラム「ううっ・・・。」 レドラム「ああっ、決めてなかったなぁ、恋人の名前・・。まぁ、ええか、なんちゃらのかたきめ・・・ぐちゃぐちゃ」 デ・コーター「そばによりたくないなぁ・・・。」 GM「さて、しばらくすると血相を変えてレインが飛びこんでくる。で、部屋の惨状を見て少し下がる。『ど、どうしたのですか?何があったのですか?』」 レドラム「しばらく、これつづけてるからね。・・・マリアにしよう(笑)マリアのかたきめぐちゃぐちゃ・・・(笑)」 デ・コーター「たまらんなぁ・・・。」 レドラム「では、ミンチにしおわったところで、レイン、もうお前の妹は自由だ。」 GM「『えっ、どういうこと?』」 レドラム「お前の妹を捕らえていた奴はこうなった、といって床のミンチを指差す(笑)。で、惚けたように床に座り込もう(笑)。」 GM「『ミール、ミールは?』」 レドラム「本部にいるだろう。あとはお前の好きにするがいい・・・。私のやるべき事は終わった・・・レイン、お前のかたきはそこにいるゴズロだな。もし、かたきを討つのなら手伝ってやってもいいぞ・・・。」 GM「『本当?本当に・・・』そういうと、レインは短剣を取り出すよ。」 ゴズロ「こいつ・・・(笑)」 GM「では、行動宣言。レインは、短剣を構えて突撃体勢。」 ゴズロ「それじゃ、レインに攻撃。」 レドラム「ゴズロにエネルギー・ボルト。もうこれしかかけられへんけど充分やろ。」 GM「では、解決フェーズ。敏捷度の順番は?」 ゴズロ「あ、不利や(笑)」 レドラム「では、集中力付き(笑)でエネルギー・ボルト(笑)」 ゴズロ「集中力付きで抵抗して・・・失敗した(笑)。死亡(笑)」 GM「では、バックグラウンドシートをゴズロにもまわしてあげて。さて、レインは倒れたゴズロの死体の側に行くと、短剣をぐさぐさぐさっと(笑)。で、レドラム同様ペタンと床にへたり込む。」 デ・コーター「もう、いやだ、私はルナティクスを抜けるぞ。シグラム、お前はどうするんだ?」 シグラム「どうするって・・・どうしましょう・・・。」 GM「(どうしましょうって・・・おいおい・・)」 (ボーイング)&(シーサー)「どうするって、お前なぁ。やらなあかんことがあるやろうが(笑)」 (ゴズロ)「どれどれ・・・(シグラムのバックグラウンドシートを見て・・爆笑)一杯あるがな(笑)」 シグラム「えぇ〜、なんですかぁ(^^;;)」 GM「(デ・コーターに抜けられるのもまずいけど、このままではなぁ・・・予定通りあれをやるか・・・)『役に立たぬ犬コロめ・・・。人がせっかく目をかけてやったというのにな・・・』」 デ・コーター「えっ・・・」 (ボーイング)&(シーサー)&(ゴズロ)「でたぁ(笑)」 シグラム「えっえっえっ・・・」 GM「『所詮、犬は犬か。この方が役に立つというところか』(と言ってシグラムのプレイヤーの目の前で指ぱっちん)リュースタンがシグラムの前で指を鳴らすと、シグラムの身体が見る見る変化して、あお〜ん(笑)」 シグラム「ええええええーーーーーーーっ。」 シーサー「来た来たぁ(笑)」 ボーイング「ふわふわのもこもこぉ(笑)」 GM「ちゃうちゃう。あおあおーんの方(笑)」 ボーイング「あ、曲がる奴(笑)。」 GM「曲がり過ぎて制御が難しいねん、あれ(笑)」  ふわふわのもこもこ・・・赤ずきんチャチャの狼少年リーヤ。  あおあおーん・・・バンパイア・ハンターのガロン。  しかし、プレイ中くだらんことしか言ってないなぁ(笑) シグラム「ええっ、でも・・・」 GM「プレイヤーが選択しなかった場合、キャラクター本人も気付いていないということになってたの。頭が役に立たないのなら、身体だけで役に立てられるという事やね。」 デ・コーター「あかん、逆らっても勝たれへん・・・」 GM「やはり、呪文一撃でデ・コーターも倒れる。『父親のころからつくして来たので目をかけてやったというのに・・・役に立たないものばかりだったな・・・。』で、レドラムの方を向いて言うよ、『私は能力のあるものを必要としている。お前は私に付いてくるか?』」 レドラム「私は全ての望みを失った者だ。今更どうこうするつもりはない。だが、レインとその妹を自由にしてくれるというのであれば、私はあなたと共に行く事にする。」 GM「(感激〜、レドラムというキャラクターのベースをよく理解してくれてる^^_v)『いいのですか?』とレインは聞いてくるよ。」 レドラム「かまわん、どうせ私の人生は、マリアが死んだときに終わっていたのだ。お前は妹と共にどこかで静かに暮らすがいい。」 (シーサー)「けど、明日には・・・」 (ボーイング)「死んでしまうんやけどなぁ(笑)」 GM「まあね、でも、その事実は誰も知らないんだよ。さて、リュースタンは、よかろうという。で、デ・コーターの身体をワー・ウルフのウルフ状態になったシグラムに引かせる。『この男の体はまだ役に立つからな』という。で、このアジトを後にするというわけやね。」 (ボーイング)「けど、この屋敷に来た奴、びっくりするやろうな。」 (シーサー)「迷宮入り事件がまた一つ(笑)」 GM「さて、全員他の人のバックグラウンドシートを見ていいよ。ジェノアの死体は確認できない状態なんやな。」 (レドラム)「ぐちゃぐちゃやもん。」 (ボーイング)「お前がやったんやろうが(笑)」 GM「あーあ、かわいそうなイグリーン(笑)。この展開だとイグリーンは三年後に自殺なんだよなぁ。けど、キャティも死んだから、誰がイグリーンの息子を育てる事になるんやろう・・・。」 (ボーイング)「イグリーンの息子って・・・もう、やったんかい(笑)」 GM「実は昨日の夜(笑)。でも、これでボルグルカンもジェノアの息子も残ったから、この後の内戦、どっちが起こしてもええんやなぁ(笑)」 (シーサー)「どういうこと?」 GM「この後、レトラーサム公国を揺るがす内戦があることになってるんや。で、その首謀者の一人が、このショート・キャンペーンで決まるということやったんや(笑)」 (シーサー)「そういうこと(笑)。でも、これでイグリーンの二つ名はどうなるのやろう?」 GM「不幸なる・・・は、使ってるから、薄幸の美女とか悲しみのとか言われるんやろうね。では、ルナティクスのエピローグね。」 ・エピローグ  この事件の半月後、公国騎士団がルナティクス本部を襲撃した。そして、これを壊滅したという。  彼らは「二つの」階層を制圧し、ルナティクスの幹部を名乗る魔法使いを倒した。その死体には、フクロウが寄り添っていたという。ルナティクスの大幹部と噂されていた伝説の人物は存在しなかったと、ラ・カーリアスの太守家に記録されている。  こうして、レトラーサム公国を震撼させたルナティクスは滅亡した。  伝説の人物・・・ルナティクスの三大幹部の名が再び歴史に登場するのはこの後、5〜6年後北の地方である。その彼らも、名も知られない冒険者たちによって倒されたと伝えられている。 終わったぁ〜 The End Fin. 終劇  ふぅ、プレイ中も一時はどうなる事かとひやひやしつつもなんとか終わりました。  ちょっと強引だったかもしれませんけどね(笑)。  まぁ、大体は思惑通り、思惑以上の成果もあったかな、という所ですね。  いやいや、満足しておりますよ。あたしは(笑)。  反省点も多いのですが、それは次からのプレイで解消していけばいいことですし。  今は、満足(笑)。  では、いつものKANAANのRPG談義と行こうかと思っていたのですが、いつもの数十倍も量も内容も重い話になってしまったので、割愛、と行きましょう(笑)。  途中まで書いたのはあるんですが、読むと疲れるんだわ(笑)。  ちょっとだけ解説・・・。  エピローグの文句は、皆さんにはお馴染みではないので補足しますと、名も知らぬ冒険者たちというのは、以前、このプレイヤーたちがプレイしたキャラクターたちの事です。そのキャラクターたちが、過去に飛ばされたときにあった事件を指しています。最後にここに繋げる事で、プレイヤーたちの心情を少しくすぐっています。  やはり、実際にプレイした事のあるシチュエーションに繋がっていくという事だけでも、プレイヤーたちの中に何か残るものがあると思いたいものです。  今回のプレイは、そこそこ長くて大体4時間ぐらいです。今までのあたしの感覚から言うと、プレイの限界時間かもしれません。これ以上長くなると、気分がだれてしまうし、疲れが溜まるとプレイヤーたちが、どうでもいいやって適当な行動をしてしまうからです。休憩を入れるには丁度いい時間かもしれません。  本音を言うと、かなりがちがちに縛った展開になってしまったかもしれません。まぁ、予測外の展開として、ポイズンを追っかけたり、暴動?を起こしたりなどはありましたが・・・。  こうしなければならない、という形で縛ったつもりはないのですが、中にはそう感じたプレイヤーがいたかもしれません。  でも、あたしは今回のプレイはある種自信をもっています。なぜなら、こうしなければらならいと縛っていたのは、キャラクターの背景であって、シナリオに関しては基本的に状況しか纏めていない・・・言い方を変えるとプレイヤーたちの行動の先読みを行なって予め状況を準備しておいたからです。  おかげで、シナリオとしてはかなりの無駄とも言える状況を作っています。正直なところNPCにしても、準備した数の半分強しかでていません(名前だけ出たのも出て来たとするならば、八割がたでたことになりますが・・・)。  このような無駄を嫌うマスターも多いと思います。しかし、本当にプレイヤーに楽しんでもらうという事を前提とするなら、無駄でも大抵の状況に対応できるように準備するのが正しいような気がします。シナリオのラインから外れたからといってすぐに軌道修正するばかりでは、プレイヤーは自由に行動している気分にはならないでしょう。  とはいいつつも、引き・押しのやり方を間違えると、たとえ自由に行動していたとしても、制限をかけられているとプレイヤーは感じるかもしれませんが・・・。 (今回のを例に取ると、レドラムを迎えに来た女・・キャティがそうかもしれません。彼女の要求を無視する事はできるのですが、状況的に要求を飲まなければならないと取ったかもしれません・・・)  なんか、まだまだ中途半端に言いたい事はあるんだけど、変に続いても呼んでて疲れさせるだけでしょうからここまでにしますね。  もしかすると、プレイ後の雑談をまとめるかもしれませんが、その時はまたよろしくお願いしますね。  それでは、次の作品でお会いしましょう。 IDS11053 KANAAN−PEPO